数図ブロックを多めに置き(上の例では34個)子どもに何個あるか答えてもらいます。算数の苦手な子どもの場合、ブロックをまとまりにして数えたり、数えたブロックをまとまりにするような方略がなく、数え落としやダブルカウントが見られ間違うケースが多くなります。子どもが答えた数をミニホワイトボードに書いておき、次の課題に移ります。
次に、ブロックを十個入れることのできるケース(100均で購入できます)を準備し、数図ブロックを入れてもらいます。
十のまとまりが3個とバラが4個になるねと整理し、前の課題で子どもが答えた数が合っているか確かめます。間違っていた場合はミニホワイトボードに34を書き加えます。「十のまとまりを作ると数えやすくなるね。」と伝え、最後に34の3は十のまとまりが3個あること34の4はバラが4個あることを表していることを説明します。
黒のスチロール板に一円玉10枚を両面テープで貼り付けたもの(十円シート)を作り、子どもの前に十円シートとバラの一円玉(9まで)をいくつか置きます。
十のへや(十の位)と一のへや(一の位)が書かれたシートを手前に置き、十のへやには十のまとまりが何個あるかを書き、一のへやには一のばらが何個あるかを書くということを伝え子どもに書いてもらいます。上の場合だと、十のへやに「4」一のへやに「3」と書くことになります。
一番下のスペースに十のへやの4と一のへやの3をくっつけて「43」
と書き、よんじゅうさんと読むこと、この「43」の4は十のまとまりが4つあること、3は一のばらが3つあることを表していることを説明します。
十のまとまりがいくつあるかを数えて十のへやの下に、ばらの一がいくつあるかを数えて一のへやの下に入力するパソコンを使った課題を繰り返しおこなうことで、2桁の数字の表記ルールを定着させていきます。2桁の数字の読み書きができるだけでなく、十の位の数字の意味、一の位の数字の意味をしっかりと捉えられるようにします
2桁の数字の表記のルール、十の位の数字と一の位の数字の意味をしっかりと理解できるようになったところで、最後にホワイトボードに書かれた2桁の数字をみて、十円シートとばらの一円玉で量を表す課題をおこないます。上の例でいうと「十円シートと、ばらの一円玉で24を作って下さい。」と声かけをします。
2桁の数字の表記のルール、十の位の数字と一の位の数字の意味をしっかりと理解できるようなった後でおこなうお買い物の課題です。商品と値段を子どもの前に置き、十円シートとバラの一円玉で値段の数字を作ってもらいます。
十円シートの裏に十円玉を1枚貼ってあるので、「変身」と言って
十円シートを裏返し、一円玉10枚と十円玉1枚は同じことであることを説明します。23円の物を買うときに、一円玉23枚で払ってもいいし、
十円玉2枚と一円玉3枚で払ってもいいことを伝えます。
十円玉と一円玉を使って支払うお買い物の課題を繰り返しおこなうことにより、お買い物の力をつけていきます。
黒のスチロール板に一円玉10枚を両面テープで貼り付けたもの
(十円シート)と一円玉100枚を両面テープで張り付けたもの
(百円シート)を作っておき、子どもの前に百円シートと十円シートとバラの一円玉(9まで)をいくつかを置きます。
百のへや(百の位)十のへや(十の位)一のへや(一の位)が書かれたシートを手前に置き、百のへやには百のまとまりが何個あるかを書き、十のへやには十のまとまりが何個あるかを書き、一のへやには一のばらが何個あるかを書くということを伝え子どもに書いてもらいます。上の場合だと、百のへやに「3」十のへやに「4」一のへやに「6」と書くことになります。
一番下のスペースに百のへやの3と十のへやの4と一のへやの3をくっつけて「346」と書き、さんびゃくよんじゅうろくと読むこと、この「346」の3は百のまとまりが3つあること、4は十のまとまりが4つあること、6は一のばらが6つあることを表していることを説明します。
百のまとまりがいくつあるかを数えて百のへやの下に、十のまとまりがいくつあるかを数えて十のへやの下に、ばらの一がいくつあるかを数えて一のへやの下に入力するパソコンを使った課題を繰り返しおこなうことで、3桁の数字の表記ルールを定着させていきます。3桁の数字の読み書きができるだけでなく、百の位の数字の意味、十の位の数字の意味、一の位の数字の意味をしっかりと捉えられるようにします
3桁の数字の表記のルール、百の位の数字十の位の数字と一の位の数字の意味をしっかりと理解できるようになったところで、最後にホワイトボードに書かれた3桁の数字をみて、百円シート十円シートとばらの一円玉で量を表す課題をおこないます。
3桁の数字の表記のルール、百の位の数字十の位の数字と一の位の数字の意味をしっかりと理解できるようなった後でおこなうお買い物の課題です。商品と値段を子どもの前に置き、百円シート十円シートとバラの一円玉で値段の数字を作ってもらいます。
百円シートの裏に百円玉1枚、十円シートの裏に十円玉を1枚貼ってあるので、「変身」と言って百円シートと十円シートを裏返し、一円玉
100枚と百円玉1枚は同じことであること、一円玉10枚と十円玉1枚は同じことであることを説明します。145円の物を買うときに、一円玉145枚で払ってもいいし、百円玉1枚と十円玉4枚と一円玉5枚で払ってもいいことを伝えます
百円玉十円玉と一円玉を使って支払うお買い物の課題を繰り返しおこなうこことにより、お買い物の力をつけていきます。