3時50分を4時50分と読んでしまう。

 時計の短い針で〇時を読むということは分かっているのですが、短い針に近い方の〇時を表わす数字に引っ張られて時計の読みを間違ってしまう子どもがいます。

 短い針が数字と数字の間にあるときは、小さい方の数を読むのですが、なかなかそのルールを言葉で言われても定着しにくい場合があります。

 

具体的な支援の方法

ひき算ボックス
       図 1

step1 支援ソフト「とけいをよもう」による支援 〇時

 

 さんすうベーシックプラスさんすう1「なんじなんふん」の中の『とけいをよもう』を使って支援をします。まず、時計は短い針から読むことを伝え、3時、5時などちょうどの時間の読みの復習から入ります。短い針が3を指していたら3時、短い針が5を指していたら5時になることをソフトを使って確認します。次に「時計を7時にあわせてみて」などの問題を子どもに出し、ソフトを使って時計をあわせてもらいます。


step2 支援ソフト「とけいをよもう」による支援 〇時30分

 

 3時30分、5時30分などの時間の読みの復習をします。支援ソフト「とけいをよもう」の時間の部屋を表示させ、短い針がいる部屋の数字で時を読むことを伝えます。次に長い針で分を読むことを伝え外側の目盛で読むことを確認します。時間の部屋を表示したまま、いくつか例題を出し、答えられるようになったら、時間の部屋を消し例題を出し、子どもの答えを聞いてから再び時間の部屋を表示し「短い針が8の部屋にいるから8時だね。合ってる合ってる」などと声かけをし、ルールを定着させていきます。

 最後に、「10時30分に時計を合わせてみて」と子どもに伝え時計を合わせてもらいます。この時も最初は、時間の部屋を表示し最終的に時間の部屋を消すようにして下さい。

                   図 2
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                   図 3
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step3 支援ソフト「とけいをよもう」による支援 10分刻み

 

 3時10分、3時20分、3時40分、3時50分と10分刻みで時間を増やし時間の読みの練習をします。支援の手順は、step3と同じです。

                   図 4
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