算数障がい

算数障害

「算数の技術(スキル)を獲得するための能力が損なわれた状態。

算数障害の学習者は、シンプルな数の概念を理解することの困難や直観的に数を捉える力の欠如があり数的事実と処理手順の学習に問題を抱えている。たとえ、正しい答えを出し、正しい方法を使ったとしても、機械的に答えを出しているのであって、確信をもった理解をしていないと思われる」(DfES,2001)

算数障がいへの支援

 数をまとまりで捉える力や空間内での物の操作や物の状態を脳内でイメージする力が弱い場合、ドリル型学習だけを繰り返しても本質的な理解に至ることは困難です。本質的な理解が得られないために、日常の生活場面で算数の力が発揮できなかったり文章題が解けなかったりする場合があります。

 このような場合、ドリル型学習だけでなく、具体物や絵やアニメーションを効果的に使い物の状態や物の操作と、桁の概念や小数・分数の概念、演算子(+-×÷)を結びつけるストラテジー学習の割合を増やすことが必要になってきます。

ストラテジー学習の例
    ストラテジー学習の例
ストラテジー学習の例
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